Cisco SD-WAN Cloud Interconnect を使用した Megaport Virtual Edge の発表

Cisco SD-WAN Cloud Interconnect を使用した Megaport Virtual Edge の発表

Megaport Virtual Edge (MVE) は、SD-WAN プラットフォームでブランチからクラウドへの接続をサポートする、オンデマンド型ネットワーク機能仮想化 (NFV) サービスです。ネットワークの信頼性を高め、プロビジョニング時間を分単位にまで短縮し、接続コストを最適化して、Megaport のグローバル Software Defined Network (SDN) の利点をエッジに近づけます。

昨年 8 月、当社は Megaport Virtual Edge (MVE) の開発を発表しました。MVE は、当社のオンデマンド型ベンダーニュートラル NFV ホスティング サービスです。Cisco SD-WAN のセキュリティ保護されたクラウドスケール アーキテクチャと MVE の相互運用性を可能にするために、Cisco と共同で開発したものです。本日、Cisco は、当社が世界中で展開する Software Defined Network (SDN) で MVE が利用可能になったことを発表しました。これにより、当社のポータルから MVE へのアクセスが容易になり、Cisco SD-WAN および Megaport の顧客はブランチからクラウドへの接続やブランチ間の接続に簡単にアクセスできます。

本日発表されたサービスは、エッジにおけるネットワークを変貌させるものです。MVE を使用すると、Cisco の SD-WAN コントローラー vManage バージョン 20.5 以上を介して、ポイント アンド クリックするだけで、Megaport のグローバル プラットフォーム上で直接、NFV インスタンスをオンデマンドであっという間にスピンアップできます。仮想ルーター、SD-WAN ルーター、その他の将来のネットワーク技術などのネットワーク機能を拡張し、ネットワーク エッジにリアルタイムで近づけることができるようになります。ハードウェアを構築する必要はありません。

Megaport と Cisco の MVE に関するプレス リリースをお読みください。

MVE の価値

エッジ ネットワーク接続を改善するために、企業やサービス プロバイダーで SD-WAN 技術の採用が急速に進んでいます。Forrester Analytics が最近実施した「Global Business Technographics Network and Telecom Survey 2020」によれば、調査に参加した意思決定者の 82% は、2021 年に組織の最優先事項になるのは SD-WAN であると回答しました。

SD-WAN の採用を後押しする数多くの要因があります。インフラストラクチャ、アプリケーション、モバイルおよび IoT デバイスがデータ センター、パブリック クラウド、ブランチ ロケーションに分散しているため、エンタープライズ ネットワークはこれまでになく複雑化しています。リモート ワークがほぼ一夜にして新しい標準となり、ネットワークに負荷をかけています。ハイブリッド クラウドやマルチクラウド構築の台頭により、ネットワーク設計はさらに複雑化しています。サイバーセキュリティのリスクは、特に公共のインターネット上では、かつてないほど高まっています。

AppDynamics が最近行った調査では、IT 専門家の 89% は「強いプレッシャー」を感じており、技術者の 75% はこれまで以上に複雑な状況に置かれていると答えました。企業は、分散したオフィス、増加の一途を辿るリモート ワーカー、ブランチ ロケーション、デバイス、パートナー、顧客と高速かつ安全にデータを交換する必要があります。つまり、ネットワーク エッジが拡張しており、IT 部門はこのような新しく複雑化した環境を管理するために SD-WAN ソリューションに目を向けています。

エッジ ロケーションで構築された SD-WAN アプライアンスは、エンドツーエンド インターネット接続に依存していますが、これによりパフォーマンス、信頼性、セキュリティに影響が出る可能性があります。MVE を使用すると、当社のグローバル Software Defined Network で SD-WAN アプライアンスのコンピューティング インスタンスをホストできます。データは、ネットワーク上の任意のクラウド サービス プロバイダーへのセキュリティ保護されたプライベート接続を通り、予測できないインターネットを回避し、ミドルマイルおよびラストマイル接続を最適化します。

MPLS ネットワークを最新化し、ソフトウェア化すべき 5 つの理由をお読みください。

MVE は、エンタープライズ ネットワークを簡素化し、SD-WAN ソリューションを強化して、ネットワークのパフォーマンス、信頼性、セキュリティを改善する一方、プライベート接続の利用によりデータ転送コストを最大 54% も削減します。追加の機器を設置しなくても、当社のポータルでオンデマンドで MVE を構築できるため、設備投資や運営コストが下がります。クラウド対応エッジ ネットワークをわずか数分で稼働させることができます。

MVE のユーザーは、Megaport のエコシステムにも接続できます。このエコシステムは、360 を超えるサービス プロバイダーと、全世界で 700 以上の対応データ センター (200 以上のクラウド オンランプを含む) から構成され、そのほとんどがニュートラルな Network as a Service プロバイダーです。

現在、MVE は北米、アジア太平洋地域、ヨーロッパにまたがり 11 の大都市圏で利用できます。4 月末には、10 箇所の拠点が追加されます。

Megaport Virtual Edge の詳細については、megaport.com/mve を参照してください。

MVE を使用して SD-WAN 接続を強化する

MVE と SD-WAN ソリューションを併用すると以下のような利点があります。

  • インターネット料金に比べ、クラウドのオンランプへのイグレス料金を削減。
  • ジッターとレイテンシーの低減によるパフォーマンスの向上。
  • 大手プロバイダーの SD-WAN 技術をサポートするベンダー ニュートラル サービス。
  • 局地的接続向けに高度に分散。
  • ブランチ ロケーション、データ センター、クラウド プロバイダー、IT サービス間の相互接続をサポートするためのポイント アンド クリックによるネットワーク プロビジョニング。
  • 仮想ネットワーク インフラストラクチャおよび相互接続のリアルタイム プロビジョニング。
  • ハードウェアの出荷、設置、管理は不要。
  • 従来のネットワークを変革するエンドツーエンド ネットワーク プロビジョニングと管理。
  • 360 を超えるサービス プロバイダー、700 以上の対応データ センター、200 以上の相互接続ポイントへの安全なマルチクラウド接続。

Cisco SD-WAN Cloud Interconnect

Megaport と Cisco は、SD-WAN コントローラーで Megaport の SDN を使用してオンデマンドのクラウド相互接続をプロビジョニングしたい企業向けに、Cisco SD-WAN Cloud Interconnect と MVE を統合するために提携を結びました。SD-WAN から Megaport へのブリッジを構築することで、信頼性の高いネットワーク パフォーマンス、コストが最適化された接続、プロビジョニング時間の短縮を実現する、 Software-defined Cloud Interconnect ファブリックが可能になります。これにより、企業の IT 部門は、同じ Cisco SD-WAN コントローラーから SD-WAN (オーバーレイ ファブリック) とクラウド相互接続 (アンダーレイ ファブリック) を完全に制御できます。

マルチクラウド アプリケーションを利用するために Cisco SD-WAN を採用した Fortune 500 のグローバル企業は、Cisco SD-WAN Cloud Interconnect と MVE を活用して、クラウド相互接続のオンデマンド プロビジョニングを全世界に展開できます。このアンダーレイ相互接続機能は、SD-WAN オーバーレイに追加され、企業の IT 部門に前例のない制御と可視性をもたらします。

「Cisco と Megaport のコラボレーションにより、顧客は、ダイレクト、高パフォーマンス、ニュートラルな相互接続プラットフォームを介して、Cisco SD-WAN ファブリックをサイトから複数のクラウドへ拡張し、 パフォーマンスとセキュリティを強化 できます 」と語るのは、Cisco エンタープライズ ルーティング、SD-WAN、クラウド ネットワーク製品管理担当副社長の JL Valente 氏です。 「Cisco の新しい SD-WAN Cloud Interconnect と Megaport Virtual Edge を統合することで、Cisco SD-WAN の安全なネットワーク機能と、Megaport によって提供されるプログラム可能な オンデマンド クラウド相互接続を 組み合わせ 、高パフォーマンスのサイトからクラウドへの接続と サイト間 接続のプロビジョニングを 自動化できます。」

MVE と Cisco SD-WAN Cloud Interconnect を組み合わせることの主な利点:

  • シンプルなオンデマンド プロビジョニングと管理: vManage および Megaport ポータルがブランチからクラウドへのエンドツーエンド ネットワークの自動化を提供することで、ヒューマン エラーを減らし、接続時間を週単位から分単位まで短縮
  • **セキュリティ保護された SD-WAN:**全世界のエンドツーエンド セキュリティ セグメンテーション、SD-WAN を介して実施されるポリシー
  • **保証付きの SLA:**クラウドおよび相互接続バックボーンを介して 99.999% の可用性を保証
  • **コストの最適化:**クラウド データ エグレス料金を最大 54%、ネットワーク料金を最大 75% 削減
  • **可視性の向上:**1500 以上のビジネス アプリケーション (SaaS アプリケーションを含む) を隅から隅まで可視化

これは始まりにしかすぎません

エッジ ネットワーク接続を改善するために、企業とサービス プロバイダーが SD-WAN 技術を急速に採用する中で、当社のプラットフォーム上で世界中の SD-WAN 仮想アプライアンスを簡単に、しかも数分でスピンアップできることは、グローバル企業にとって大きな利点となります。

仮想アプライアンスを Megaport のグローバル Software Defined Network に完全に統合させることで、1 つのワークフローを介して SD-WAN 接続を最適化し、従来の方式に比べてわずかなコストでネットワークおよびアプリケーション全体のパフォーマンスを改善できます。

ベンダー ニュートラル サービスとして、追加の主要 SD-WAN プラットフォームが現在 MVE と統合されています。

ネットワーク エッジの変革は始まったばかりだということです。

詳細を見る

Megaport Virtual Edge の詳細については、megaport.com/mve を参照してください。

MVE についてさらに詳しく知りたい方は、MVE情報資料をダウンロードしてください。

または、Megaport アカウント マネージャーまでご連絡いただくか、当社の登録ページをご覧ください。

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  1. ネットワークのレイテンシを低減し、パフォーマンスの向上を図る ビデオ会議の通話が途切れたり、音声が途切れたり、モバイル決済が遅れたり、ソフトウェアの更新が遅くなって「空回り」したりという、誰もが経験したことのあるイライラする状況を考えてみてください。消費者や顧客はせっかちなので、遅延が発生するとサイトから離れてしまうかもしれませんし、従業員がイライラして生産性が下がってしまうこともあります。 最新デジタル印刷物の顧客向け販促、スポーツ競技場の空席状況、電子通貨の取引、緊急対応サービスなど、企業の機能にはネットワークのレイテンシがつきものです。レイテンシは、ユーザーやシステムがデータをどれだけ速く送受信するかに影響を与え、企業の社会的認知度に影響を及ぼす可能性があります。レイテンシとは情報が伝わる時間の遅れのことで、物理学上の問題になります。ワイヤレスまたはハードウェアベースのルーターやワイヤレス接続を介して、デバイスが要求を出し入れする速度のことです。レイテンシは、ルーター間または衛星と地上間のホップ数によって増加し、パブリック インターネット上では日々送信される膨大なデータ間の「競合」によって悪化します。 ネットワークの高レイテンシがもたらす真のコストと、それを回避する方法の詳細についてご覧ください。 相互接続されていないマルチクラウド ネットワークは、クラウド間を移動するデータがデータ センターやリモート ミッドポイントを経由する、いわゆるヘアピンを行う必要があるため、ホップ数が増加してネットワークの速度を低下させます。トラフィックの変動や冗長性の問題に影響されるパブリック インターネットの利用と組み合わせると、ビジネス全体のネットワーク パフォーマンスが損なわれてしまいます。 エンド ユーザーにとって、レイテンシの問題は、誰かにバッファリング メッセージが表示されるときに発生します。サーバーやデバイスは、データを処理するために小さなチャンクに分割し、バッファはこの「チャンク」を格納します。混雑した飛行場やスペースが限られた滑走路と同様に、データは送信されるのを「待機する」ことになります。バッファリング メッセージを見たほとんどの人は、すぐにイライラして、技術的な問題を理解したり、気にかけたりせず、他に責任を押し付けてしまいます。 帯域幅も重要ですが、レイテンシ (速度) も、ほぼ即座に満足を得たいというユーザーのニーズや、効率的な運用を求める企業のニーズをサポートする上で非常に重要です。Selectra は、次の例えを用いています。「帯域幅がパイプが運べる水の最大量に相当すると、レイテンシは水がパイプ長を移動するのにかかる時間に相当します」帯域幅が広いほど、ダウンロードやアップロードの速度が速くなり、レイテンシ率が低いほど、データが迅速に配信されるということです。 次のような統計を考慮してください。 読み込みに 2 秒の遅れがあると、離脱率は 87% に跳ね上がる。 2022 年、Google は読み込み時間を 0.5 秒にすることを目指している。 読み込みに 4 秒以上の時間がかかる Web サイトには人は戻ってこないし、その企業に対して悪い印象を抱く。 遅延が生じると、利用者はチェックアウトのプロセスを放棄する傾向があり、他のオンラインショップを閲覧し始める。 Megaport Cloud Router (MCR) のような仮想クラウド ルーターを使用すると、企業はクラウド オンランプの近くに設置された仮想クロス コネクト (VXC) を通じてデータを送受信することができます。そして、クラウド間のプライベート専用回線を確保し、大手プロバイダーやプラットフォーム間でデータをルーティングします。この高速で効率的なデータの流れにより、レイテンシを低減し、ネットワークのパフォーマンスをほぼ瞬時に向上させることができます。

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