NaaS を使用してプロビジョニングを簡素化する方法
- Cloud
- 2021年7月1日
2021 年のビジネスには、迅速でシンプルなクラウド プロビジョニングが欠かせません – それを実現する鍵が Network as a Service の導入です。
クラウド サービス プロバイダー (CSP) への接続は、2021 年の欠かせない条件になっています。企業では、グローバル化とリモート化が進む ビジネス オペレーションを改善するために、自動化と革新の推進に努めています。しかしながら、多くの企業では、大手 CSP に接続するために Network as a Service (NaaS) の検討を始めたばかりです。
各プロバイダーに直接接続できるのであれば、なぜ NaaS を使用してクラウドに接続するのでしょうか?これは、極めて有効な質問です。ビジネスにとって重要なハイパースケーラーとの間の中間点のプロビジョニングと管理に時間とリソースを投資するには、論理的で説得力のある理由が必要になるからです。最初は直感的に理解できないかもしれませんが、NaaS を使用して CSP に接続することは、実際には、より簡単でスマート、かつ手頃な価格でクラウド接続のプロビジョニングを行う方法です。
NaaS を使用してクラウド プロビジョニングを効率化し、企業としての長期的視野に立った成功を収める方法をご紹介します。
手作業ではなく、イノベーションに焦点を絞る
Forrester Analytics の「Global Business Technographics® Network And Telecom Survey 2020」によると、Naas の採用を推進する要因は、ビジネスにより大きな柔軟性を提供すること (39%) および IT ネットワーク チームをコアコンピタンスに注力させること (37%) が上位を占めていました。NaaS は、ネットワーク デバイスの構成と管理、セキュリティ管理、容量の需要変動への対応などの手作業に費やされる時間と労力を低減することで、こうした柔軟性を生み出します。クラウド接続の場合、各 CSP との個別の直接接続を管理すると、IT ネットワーク チームが回避しようとしている手作業が生まれ、拡散させてしまいます。
Megaport が委託した Forrester Consulting の『2021 クラウド接続バイヤー ガイド』をダウンロードするには、こちらをクリックしてください。
News Corp は、新聞、雑誌、出版、デジタル メディアを手掛けるオーストラリア有数のメディア企業です。同社の元々のネットワーク セットアップでは、1 つの Direct Connect とインターネットベースの VPN 接続を使用してワークロードを AWS に構築していました。その結果、手作業の繰り返しによりレイテンシーの高いプロビジョニングになってしまいました。ビジネスクリティカルなアプリケーションをホストするためには、より信頼性の高いソリューションが必要でした。
Megaport の Software Defined Network (SDN) を試した結果、News Corp は、必要に応じて大量データを移動するために簡単かつ迅速にスケールアップする機能を使用して、オンデマンドで AWS への迅速なデータ移行のための接続をプロビジョニングできることがわかったのです。現在、この大手メディア企業は、コロケーション データ センターから高パフォーマンス サービスを即時に提供することで、AWS で拡張のために費やしてきた時間を大幅に節約し、ヨーロッパとアメリカで追加のワークロードを運用しています。
将来を見据えたクラウド アーキテクチャ
NaaS を CSP 接続に使用することで、今後数年間にわたりビジネスのプロビジョニングを容易にすることに投資するだけではなく、ネットワーク アーキテクチャを必要に応じて簡単に変更し、拡張できるようになります。
Megaport Cloud Router を使用することでプロビジョニングを次のレベルまで高め、より迅速で安全な接続を実現しましょう。Megaport Cloud Router の詳細については、こちらをご覧ください。
Cloudscene は、コロケーション データ センター、CSP、ネットワーク ファブリック向けの世界最大の接続ディレクトリです。そのデータベースには、110 か国にまたがる 6,100 を超えるデータ センターと 5,600 の CSP が含まれます。同社では、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域に事業が拡大するに伴い、レプリケーションとスケーリングの機能で、高パフォーマンス ウェブサイトとデータベースを 30 日間で構築するという課題に直面していました。
複数のオプションを検討した後、Megaport を介した直接接続を利用して AWS で高パフォーマンス ウェブサイトを開発することにしました。インフラストラクチャ費用を $20,000 も節約しただけではなく、同社の事業が全世界に拡大するに伴い、将来を見据えた継続的なプロビジョニングの容易さからも恩恵を受けたのです。ベンダーに依存しない Megaport の SDN を使って、CSP と 59 秒以内で新しい接続をプロビジョニングできるようになりました。
時間、コスト、労力を節約する場合でも、ネットワーク アーキテクチャの寿命を延ばす場合でも、NaaS を使用すると企業をクラウドに簡単に接続できます。複雑なマルチクラウドやハイブリッドクラウドのアーキテクチャにおいても、現在はもちろん、成長と拡大に合わせて、お客様のビジネスをサポートします。
クラウド接続ソリューションで何を求めるかの詳細については、Megaport が委託した Forrester Consulting の『2021 クラウド接続バイヤー ガイド』をダウンロードしてください。