Twilio Interconnect、エンタープライズ グレードのパフォーマンス強化に Megaport を使用
- Cloud networking
- 2022年7月28日
プライベート接続は、Twilio の製品の安全性とパフォーマンスを強化します。Twilio Interconnect により、顧客によるプライベート クラウドの選択がこれまでになく簡単になりました。
Twilio は、主要なカスタマー エンゲージメント プラットフォームのひとつで、音声、SMS、および E メールをカスタマー サービスに統合する強力な API を開発者に提供していることは、おそらくご存じでしょう。公開 (NYSE:TWLO) 会社の製品は、Stripe、Airbnb、Lyft、Coca-Cola、その他多くの企業により、パーソナライズされたやりとりおよびグローバル コミュニケーションを強化するために使用されています。しかし、企業が Twilio ネットワークに直接接続して、Twilio の製品のエンタープライズ グレードを確保できる、会社のインフラストラクチャ ソリューション、Twilio Interconnect についてはご存じないかと思います。Twilio Interconnect では、物理的なクロス コネクトまたは暗号化された VPN トンネルを使用して、接続することができます。また、Megaport’s Network as a Service (NaaS) など、サード パーティのエクスチェンジを使用することもできます。
プライベート接続に関する顧客リクエストへの対応
2016 年 Twilio は、規制およびネットワーク パフォーマンスを理由にプライベート接続を求める企業顧客と通信事業者のリクエストに応えて、Twilio Interconnect の最初のバージョンを設計しました。発端の一部は、顧客と通信事業者による Megaport を使用して、Twilio のネットワークにプライベート接続して欲しいという依頼でした。
Twilio の Super Network のディレクターであるアレックス・セバー氏は、次のように述べています。「Twilio へのオンボーディングはできるだけシンプルにしたいと思います。そのため、お客様とは一般的に遠隔でつながります。」
「サード パーティ エクスチェンジに関しては、Megaport が優先プロバイダーのひとつと言えます。なぜなら、彼らの顧客ベースが当社のものととても良く合っているからです。クラウド ネイティブに関しては…すぐに拡張したいです。ロータッチ モデルのようなもので。」
Twilio は、わずか 7 つの Points of Presence (PoP) を使用して、100 をかなり上回る数々の国で運用しています。また、世界の利用者に迅速かつ簡単に接続する機能を拡張するために、Megaport のような企業と提携しています。
Twilio のスタッフ・プロダクト・マネージャーであるリーシャ・ツェン氏は、次のように述べています。「サード パーティ エクスチェンジの利用は、最も大きな価値のひとつです。多くの利用者とは物理的に異なる場所にいるからです。私たちは、エクスチェンジを利用してグローバルな展開を拡大しています。」
セキュリティとパフォーマンスの向上
Twilio Interconnect は、より厳格なセキュリティおよびコンプライアンス要件に直面する金融サービスなど、高度に規制された企業に特に人気があります。プライベート接続は、BGP 経路ハイジャックなど、サイバー脅威にさらされやすい、パブリック インターネットからトラフィックを切り離します。Twilio の音声利用者は、コールフローがパブリック インターネットで生じると、回避できなくなる音声品質の問題を最低限に抑えるために、Twilio Interconnect を使用することが多くあります。コールフローとは、あるネットワークから別のネットワークへと移動して、最終目的地へ到達する呼び出しの流れです。プライベート接続では、呼び出しが Twilio のネットワークから企業のプライベート ネットワークへ直接移動します。
Megaport を選択する理由
AWS への冗長接続に Megaport を使用するほか、Twilio は、Twilio Interconnect で利用可能ないくつかのサード パーティ エクスチェンジのひとつとして、Megaport を提供します。提携する NaaS を検索する場合、Twilio でいくつかの主要な属性を探すことができるとセバー氏は述べ、次のように語っています。
「Megaport の網羅範囲は非常に大きいです。
そのため、ソフトウェア主導が解決策となることを願っていました。すべてオンラインで処理でき、営業担当者との会話が不要になることは、とても重要でした。次に重要なのは、従量制モデルです。なぜなら、急速に成長する中、通信事業者と IP 契約を結ぶことは難しいからです。そのため、接続をかなり早くスピンアップできるとわかって良かったです。物理的な機器に縛りつけるのは Twilio の製品だけです。そのため、当社が販売するあらゆる API とは対照的に、プロビジョニングには少し時間がかかるため、顧客の多くがクラウド ネイティブと API ファーストです。回線や構内配線をプロビジョニングする必要があると言っても、何のことか分からないか、リード タイムを恐れます。そのため、Megaport が少し早く移動することを知っておくことも非常に重要です。」
「顧客が変化していることは確かです。」
Twilio Interconnect は、Twilio 製品スイート内で急速に成長しているサービスとなっています。Megaport ネットワークなどのエクスチェンジによって有効化された接続数は、対前年比 100% 増加しました。ツェン氏は、Megaport のようなサード パーティ エクスチェンジが、今後の製品の成長分野を代表すると信じています。
「仮想クロス コネクトは、私たちの製品スイートのゲーム チェンジャーとなっています。」
「私たちは、2 年前に Megaport をオンボードしました。1 年目は、顧客が仕組みを理解するだけでしたが、2 年目は Megaport が Twilio Interconnect の不可欠な部分となりつつあります。顧客が変化していることは確かです。」
Twilio は、カスタマー エクスペリエンスを強化して、企業がプライベート接続を Twilio プラットフォームから直接確立できるようにする予定です。
「顧客がオンライン状態になったら、数日以内に接続を確立します。電気通信ではかなり速いです。」
「電気通信の時代に育った顧客は、大抵喜んでいます。」とツェン氏は述べています。
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